人気商品やチケットを買い占め、不当に高く売りつける転売ヤー。
それを考える前に、まずは
転売ヤーが暗躍してしまう背景
というものを考えてみましょう。
販売側の問題
転売ヤーといえど、最初に購入するのは販売店や、数は少ないでしょうが卸問屋でしょう。
売る前の商品やチケットの在庫を持っている販売店が、まずは転売ヤーかどうかを把握する必要があるんじゃないでしょうか。
例えばゲーム機なんか、買うとしても多くて3台くらいでしょ?(それでも多いか)
子供や孫に買ってあげるとか、クリスマスプレゼントにするとか。
自分で使うなら1台で事足りますよね?
それを数十台という単位で購入したり、数百枚という単位のチケットを購入したりする人に対して、簡単に「はい、どうぞ」と売ってしまう事も問題があるのではないかと思います。
もちろん、販売側は売れればそれだけ利益になるので、客が購入した後は商品やチケットがどうなろうが知ったこっちゃない、って考えなのかもしれませんがね。
ただ、そんな事をしていればその販売したお店や業者のイメージも悪くなるし、流通業界全体が悪影響を受けてしまう事になるから、最終的には損をこうむる事になるわけです。
悪質な転売ヤー問題は、業界全体が解決しなければならない重要課題と考え、販売側がそういった業者や個人には大量に売らない、転売ヤーを見極める眼力をつける事も必要ではないでしょうか。
ユーザー側の問題
一部ユーザーの中には、人よりも早く手に入れる事に情熱を注ぎこむ人がいるという事実。
てらっちなんて、そのあたりの気持ちが全く理解できない。
「どーせ2~3か月も待てば手に入るっしょ。」
「半年か1年待てばDVD出るし、テレビでもやるんだから、あえて映画館行かなくてもいいじゃん。」 |
慌てなくてもいずれ手に入るし観る事はできるよ、という、何ともつまらん人間ですから。
まあどうしても映画館の雰囲気で観たい!って映画があればそれはあえて観に行きますが、人より早くゲームしたいとか、法外な値段払ってでもチケット手に入れたいとか、ぜーんぜん思いませんがね。
結局、我慢できずに欲しがる人がいるから、法外な値段で売ろうとする転売ヤーがなくならない、とも言えるんですわ。
人生100年時代に、ほんの数日とか数か月とか早く手に入れても、特段メリットなんてないと思うんですけどね。
イライラせず、慌てず落ち着いて購入を考えればいいんです。
欲しがらなければ売る方も考えるでしょ?
法律の問題
転売・・・と聞くと、なんだか違法なニオイがクンクンしてくるわけですが、別に転売は違法じゃないんですよ。
中古車だって転売の一種ですし、違法じゃないですよね?
そもそも、お店だって原価で仕入れて(購入して)それを利益を乗せて売価で売ってるのだから、転売みたいなものですよ。
だから違法じゃないです。
2019年6月に、「チケット不正転売禁止法」が施行されましたが、この法律に抵触するのは、
”転売”だけを目的とした売買
に限られているので、普通に自分の所有物を売ったり、用事で行けなくなったライブのチケットをネット経由で転売したりする分には全く問題ないです、安心してください。
おかげでかなり転売ヤーは減ってきてはいますが、それでも昨年のマスクや消毒用アルコールのような事もまだ起きてます。
転売ヤーを撲滅させるためには、
などが考えられますね。
健全な経済活動が行えるようにするためにも、買う側も取り締まる側も、引き締めて行動する事が大切だと思いますよ。