人間ドックってどんな内容なの?どんな流れで検査するの?胃カメラとかどんな準備があるの?おせ~て!
はい。
人間ドック初体験をしてきたので、覚えている限りの記憶を拾い出して、人間ドックの内容と流れをご紹介します。
まだ人間ドックに行ったことがない人、これから行く予定の人は参考にしてみてください。
いちおう、私が行った医療機関は「広島県環境保健協会」というところなので、場所によっては人間ドックの内容や流れに違いがあるかもしれませんので、あくまでも参考程度でお願いします。
人間ドックは受診の4日前からスタート
なぜなら、受信日を含めた4日以内の「検便」を取る作業があるからです。
できれば日にちを開けて、4日以内の検便を取ります。
取ったら、日付と時間を容器に書き込み、専用の収納袋に入れて保管しておきます。
フタはちゃんと締めておかないと、あとから大騒ぎになりますよ~w
人間ドックの前日の行動について
受診前日は、
夜の9時までに食事は済ませ、その後は何も食べてはいけません。
水は飲んでもいいですが、コップ一杯程度にとどめておきましょうね。
でないと、胃カメラの時に食べ物が残っていたりすると、正確に診る事ができなくなるから。
胃カメラって、胃だけじゃなく十二指腸まで入って診るので、食べ物のカスとか残っていると壁のポリープとか見逃す可能性が出てきますからご注意を。
お腹ですか?めっちゃ減りますがそこは根性で我慢!です。
お酒ですか?ダメに決まってます、はい。
人間ドック当日
当然ですが、朝ごはんは禁止です。拷問に近いですが、しかたありません。
水は、検査を受ける2時間前までに、コップ一杯程度にすませておくのはオッケー。
お酒ですか?救いようがないと思います。
受付時間は短いので、早めに行って待ちましょう。
私の場合は8:15分~8:30までの15分が受付時間だったので、遅刻は厳禁です。
まあ最悪、遅刻したら次の時間帯があるのですが、迷惑かける事には変わりありませんからね。
服装はとりあえず何でもいいですよ。
どうせ最初に検査着に着替えるから。
受付
受付の時は、事前に自宅に送られてきた「人間ドックの案内ハガキ」の順番に受付をします。
その時に、検便を提出します。
同時に、名前が書かれたファイルとロッカーのカギをもらい、広島県環境保健協会の場合は2階の更衣室に上がり、そこで検査着に着替えます。
検査着は、ぶかぶかのジャージみたいな感じですね。
みんな同じ服なので、なんだか囚人になった気分になります。楽しみましょう。
スマホや携帯電話はもちろん、電源を切ってロッカーに置いていくこと。
検査の順番
着替えたら、2階の中央フロアに第二の受付があり、そこで検尿コップをもらってトイレでオシッコを取り、そのままトイレ内の箱に納めます。
再びフロアに戻って待っていると、名前を呼ばれて検査が始まります。
検査項目は人によって数が違いますが、私の場合は1日コースだったので、そんなに検査数は多くありませんでしたね。
まあ普通に、身長・体重・血圧・採血・視力・聴力・眼圧・腹部エコー・胸部レントゲン・心電図、そして一番最後に問題の胃カメラ(経鼻)となります。
胃カメラ以外の順番は人によって違っていて、大勢の人を効率良く検査するために、とても訓練された職員さんが次から次へと名前を呼んでは検査室に案内していましたね。
すごい訓練されていたし、効率がよかったので待たされるって事はなかったです。
眼圧ってどうやって測るんだろうって思ってた
眼圧検査って項目があって、これってどうやって測るんだろうと思ってんたんですが、意外と簡単な方法でした。
機械の前に座り、目の表面に一瞬だけ「プシュッ!」って感じで空気を当てるんですよ。
ほんと、一瞬です。
全然痛くもかゆくもないですが、風が勢いよく一瞬当たるだけで眼圧って測れるんですね。
感心しました。
いよいよ胃カメラの流れをご紹介します
さて、メインイベントの胃カメラですが、広島県環境保健協会の場合は3階に上がって胃カメラ専用の部屋に行きます。
そこでアンケート用紙と、”何かあっても責任とらんからな~、ええか?”という誓約書に署名をして外で待ちます。
中に入るとまず、胃の中を奇麗にするジュース(?)みたいなのを飲みます。
まずくはありません。
次に、鼻が通る薬を両方の鼻の穴から軽く入れられます。
ここで、よく通った側、左右どちらかの鼻から胃カメラを入れる事が決まります。
次に、鼻孔をとかノドが良く開くように、利き腕と逆の腕(というか肩)に注射をされます。
そしていよいよ、チューブに麻酔薬を塗ったものを鼻から入れられ、鼻とノドに麻酔がかけられます。
といっても、この麻酔は車の運転に差し支えないタイプの物なので安心してくださいね。
麻酔が効くまで5分待って、いよいよ診察室に連行・・・いや、案内されます。
胃カメラを受診している時の注意点
まず姿勢はですが、左を下にして、右足を左足の前に出した横向き状態となります。
体が硬い人は、けっこう無理じいな体制かもしれないですねえ。
必ず左を下にするというのは、何か理由があるのでしょうが、聞いてません。
口の中に出る唾は、飲みこまずにそのまま口からだら~っと吐き出します。
そのために、顔の下に紙を敷いてくれます。
もし唾をのみ込むと、胃カメラのチューブがノドに入っているのでムセてつらくなるそうです。
鼻から胃カメラが入る最初は、ちょっと痛いですが、それを我慢すれば後は全く痛くありませんね。
ただ、麻酔が効いているとはいえ、ノドや胃にカメラが入る時はなんとも言えない気持ち悪さがあります。
途中で空気を入れたり、水で洗浄したりして胃や十二指腸の壁をチェック。
その間、自分でもモニターが見られるので、自分の胃の中や十二指腸の壁、声帯なんかを眺めることができますよ。
なんか変な気分です。
全てチェックしたら終了しますが、カメラが全部出た時は自然と笑顔になります。
ホッとするって感じですか。まじでうれしかった(笑)。
全ての検査が終了
検査が終了すると、最後に問診があって、そこで先生がどこに異常があってどんな事に気を付けましょう、などと説明してくれます。
問診が終わったら、私服に着替え、20分くらいロビーで待っていると名前を呼ばれ、
「全て終了しました。お疲れさまでした。1階の受付に行って検査結果表をもらい、ロッカーのカギを返しておいてください。」
と言われ、受付に行って検査結果表をもらってカギを返して終了です。
私の場合は会社の申し込みだったため、昼食付コースだったため、昼食券を受付でもらって近所の喫茶店で”栄養たっぷりの豪華な”昼食を頂き、帰路につきました。
人間ドックを終えて
特に大きな異状もなく、また、今の体の状態がわかったというのはとても有意義なことでしたね。
とはいえ、やっぱり胃カメラはやりたくないなあ、と思いました。
もらった検査表には、様々な書類が入っていました。
まず、自分の検査結果が詳細に書き込まれているもの。
今回、私の持病でもある尿路結石の傾向があって、右の腎臓に3㎜ほどの石があったみたいですが、とりあえず大丈夫だろうということ。
いや、実は数日前に尿路結石の痛みで苦しんで、血尿が出てたんですけど、その時の石はもう落ち切ってたみたいです。
右上には、エコー写真も添えられていました。
人間ドックにはいろんなオプションがあって、今回はどのオプションも使っていないですが、その案内も入ってました。
今後の健康維持のために役立つ、生活習慣予防ノートもかなり詳しく書かれていて役立ちそうですね。
そんなこんなで人間ドックを無事終了し、生きて帰ってきました。
特に年齢を重ねると、あちこちが傷んでくるので、定期的に人間ドックを受けてみるといいですね。
ただし、個人でやると結構お金かかりますし、オプションを付けていくとアッと良いまに数万円。
1泊2日のコースなど、かなり精密な検査をするコースもあるので、健康不安がある人はぜひ人間ドックを受けてみて、健康維持に役立ててみてはどうでしょうか?
ああでも、やっぱり胃カメラだけは抵抗があるなあ・・・。