GRヤリス全てのシリーズ全般に言えるのは、
左後方の死角が見えない!
この死角をなんとか無くす方法はないものかと思案した結果、死角ミラーを自作してみたということです。
GRヤリスRSの左後方の死角は交差点左折時に致命的
そう、GRヤリスRSは、とにかくピラー類が太い。
特にBピラー(3ドアハッチだから通常のCピラーがBピラー)は剛性アップのためか、ピラーというよりもボディ形状そのままといったほうがいい。
この左後方に死角があるんですよ。
ドアミラーでは見える範囲が決まってるし、振り向いて目視しても後部座席の窓は意外と小さくて、窓より下に子供の自転車でもいたら全く見えません。
基本的に外見は損ねないのがモットー
死角ミラーは、たとえば「ブラインドミラー」とか「レーンチェンジミラー」とか、いろんな名前で販売はしているようです。
が、実際見た事があるんですが、質感がペラペラの割に意外とお高い。
だったら自作じゃ!
と思った次第。
ただ、ドアミラーに貼り付けたりといった、
車の外見を変えるような対策はしたくなかった
ので、車内に設置する方向でいろいろと考えたんですわ。
数日間、考えましたよ。
Aピラーに土台を挟み込むとか、支柱が長いタイプのスマホホルダーをフロントガラスにくっつけるとか。
そのためには何を用意するべきか?素材は?工具は?いつやる? などなど。
でも、Aピラーに土台を挟む方法は一番シンプルで目立たないと思ったんですが、ピラーの内張に無理やり挟むと内張を傷つけてしまうかもしれない。
支柱が長いタイプのスマホホルダーは、振動とかでミラーの角度が安定しないかもしれない。
となると、ダッシュボードにスマホホルダーを付けて、あとは工夫するしかないという最終判断に。
吸盤ならキズも付けにくいし(多少付くけど)、死角ミラーはコンパクトにまとめたいし、見た目も大事、ということで、数日いろいろと頭の中でシミュレーションして、購入するブツを精査しました。
ダイソーとホームセンターコーナンで部品を購入
まずはスマホホルダーをゲットしようと、こちらも色々とネットサーフィンして調べた結果、こちらのダイソーで売ってたスマホホルダーを選びました。
【ダイソー スマホホルダー マグネット式 車内用】 300円
100円ショップのダイソーですが300円です。高級品ですぞ!
高いだけあって(といっても300円だけど)モノはかなりしっかりしていて、ホームセンターやカー用品店で2000円くらいで売られているものとそん色有りません。
本来のスマホホルダーとしての使い方でも、これで十分ではないでしょうか。
そして肝心のミラーですが、最初はダイソーのコンパクトミラーを購入して試してみたんです。
が、
通常の平面ミラーは死角ミラーとしては使えません!
なぜなら、見える範囲が狭い事と、距離間が掴みにくい事と、なぜか私の場合だけかもしれませんが、助手席の前あたりに平面ミラーをおくと目の焦点が合いにくかったんですわ。
これじゃ使えん!ということで、ホームセンターコーナンでこちらをゲット。
【コーナン オリジナル ミニミラー】 657円
コーナンの補助ミラーだけでもいいんだけど・・・
コーナンで購入した補助ミラーを、フロントガラスに吸盤で付けるだけでも死角ミラーにはなると思ったんですが、GRヤリスRSはとにかく前方の視界が狭い。
できるだけ、フロントガラス面の面積を少しでも犠牲にしたくない。
だからドライブレコーダーは、老眼のてらっちには画面が見づらいほど超小型のドラレコを付けているくらいなんです。
最初はコーナンの補助ミラーだけをフロントガラスの上部にくっつけてみたんですが、やはりGRヤリスRSのぶっといAピラーに邪魔されて、なかなかいいポジションがなかったんです。
それにルームミラーが低く、予防安全パッケージのカメラもドカーンと大きく面積取ってる。
オートワイパーのセンサーも付いてるし、意外とフロントガラスの面積は狭い。
ということで、ダッシュボードに設置する方向で、しかも視界の邪魔にならないような場所で角度が合えばいいな、見た目も悪くなければなおよしと願いながら、スマホホルダーと補助ミラーで自作してみたというわけです。
GRヤリスRSの死角ミラーの自作
といっても、そんなに難しい事はしておりません。
DIYの知識なんてないですから、私は。
やったことは簡単。
コーナンの補助ミラーに、ダイソーで買ったスマホホルダーについているスチール製の丸い板を張り付けるだけです。
この位置に貼ってみました。
あとはダッシュボードに取り付けたスマホホルダーの磁石部分に、この丸い板をぴたっとくっつければ出来上がりというわけです。
GRヤリスRSの死角を視覚化
出来上がったGRヤリスRSの死角ミラーは、こんな感じになります。
この位置だと、サイドガラスに風を当てる吹き出し口の邪魔にもなりません。
左折時には必ずドアミラーを確認するため、
と思ったのでこの位置にしています。
この死角ミラーですが、普通に速度を落としながら左折する時にはこの死角ミラーはほとんど見ません。
ドアミラーと目視くらいで大丈夫。
が、交差点で歩行者や自転車が多く、横断歩道手前でしばらく停車しなくてはならない場合などに死角ミラーはとても役に立ちます。
いざ歩行者・自転車が途切れた、行ける!と思った時でも、実は自転車がけっこうなスピードで左後方から近づいてきてた、なんて事もないわけではありません。
そんな時、この死角ミラーを見ると死角から近づいてくる自転車や歩行者を確認できるんです。
てらっちのGRヤリスRSは予防安全パッケージに入っているので、左後方から近づいてくる自転車・歩行者がいたら、センサーが反応してドアミラーに注意を促すようLEDが点滅するようになっています。
だから巻き込み事故は予防安全パッケージのおかげでかなり防げる事は確かなんですが、それでも
自分の目で確認できるというのは、安全運転するにあたって大きなアドバンテージ
だと思います。
やっぱり目で見えたほうが安心感がぜんぜん違います。
死角ミラーを装備して道路を走ってみた
取り付けて満足・・・というわけにはいきませんから、さっそく道路をしばらく走ってみました。
路面のギャップでカタカタと揺れる”自作”死角ミラー。
【写真ではわかりづらいですが、ルームミラーとドアミラーで見えない死角部分のフェンスが、自作した死角ミラーにはバッチリ映っております】
「大丈夫かいの?角度変わったら面倒じゃの。」
と気にしながら走ってみましたが、カタカタなっても角度は変わらず無事に帰ってこれましたよ。
ただ、このスマホホルダーと補助ミラーの組み合わせと現在の位置がベストかどうかは、まだ私の中でも答えは出ていません。
・もっといい位置があるんじゃないか?
・補助ミラーだけでも位置を工夫すればフロントガラスでいいんじゃないか? ・横よりタテのほうが良くないか? |
などなど、まだまだ車内の死角ミラーとしては疑問だらけなので、今度の連休を利用していろいろと試してみようと思っています。
もっとベストな取付位置や方法があったら、また記事にするつもりです。